true
と false
( 真と偽 ) は、それぞれ 1
と 0
の値を持つ整数値として扱われます。true
および false
と、その他の式を比較することは避けてください。たとえば、if(true != getBoolean())
のような事はせず、if(!getBoolen())
のように記述してください。論理式では「0 が偽」、「0 以外が真」であって、「1
が 真」では無く、また、TJS2 は 論理型(Boolean)を持っていないため、自動的な数値←→論理型の型変換が行われないためです。void
は、「なにもない」を示します。「なにもない」ことを表す様々な場面で使用されます。null
とは違います。void
同士の比較には ===
か !==
( 識別 ) 演算子を使うことをおすすめします。null
は、オブジェクトではあるが「なんのオブジェクトも示していない」とうことを示します。void
とは違います。例:
var objmethod = obj.method;
objmethod(); // obj のコンテキスト上で実行される
objmethod = objmethod incontextof null; // コンテキストを null に変更
objmethod(); // this (つまり呼び出した位置におけるコンテキスト) 上で実行される
Infinity
は、無限大を表します。負の無限大を表す場合は -Infinity
です。NaN
は、非数 (Not a Number) を表します。非数は計算の結果が無効な場合などに得られる数値です。super
は、クラスのメソッド/プロパティ内で、そのクラスのスーパークラスを表します。クラスのメソッド/プロパティではないところ、あるいは多重継承を行っているクラス内で参照しようとするとエラーになります。global
は、グローバルのオブジェクトを表します。すべてのブロックの外で宣言された変数や、クラス、クラスのメソッドでない関数などにアクセスできます。例:
var v;
function test(v)
{
global.v=v; // global の v に、引数の v を設定する
}
this
は、クラスのメソッドやプロパティ内で、通常、そのクラスのオブジェクト自身を表します。this
として指定されます。