コマンドラインオプション

コマンドラインオプション

吉里吉里のコマンドラインオプションは通常のコマンドラインから指定するほかに、Releaser ( krkrrel.exe ) または 吉里吉里設定 ( -userconf ) で設定ファイルに保存することができます。
オプションが読み込まれる順序は

  1. 吉里吉里本体に埋め込まれたオプション
  2. 吉里吉里コアと同じディレクトリにある .cf ファイル (ファイル名は吉里吉里コアと同じ)
  3. 「エンジン設定」(-userconf)が出力した、データ保存場所にある .cfu ファイル (ファイル名は吉里吉里コアと同じ)
  4. コマンドラインに指定されたオプション

となります。.cf ファイルや .cfu ファイルについては、存在しない場合は単に無視されます。後に読み込んだ指定ほど優先されます。

コマンドラインのオプションは基本的に ‘-‘ (ハイフン) に引き続き、オプションの名前が来ます。そのあとそれに引き続き ‘=’ を書き、オプションの値を書きます。
たとえば -cdvol というオプションの値が direct ならば、-cdvol=direct と指定します。

「起動オプション」や「デバッグ関連のオプション」や「システム互換性関連のオプション」を除けば、ほとんどは環境依存の問題を解決するための微調整を行うオプションです。
環境依存の問題の解決については環境依存の不具合についても参照してください。

Note
Releaser や -userconf では、吉里吉里の実行可能ファイルや外部の設定ファイルを書き換えてこれらのオプションを変更できますが、通常はデフォルトのままで問題ありません。作品を制作する側固有の環境で問題があるということで、これらのオプションをデフォルトの物でないものに変えたままの実行可能ファイルや設定ファイルを一般に配布することはおすすめできません (もちろん -datapath のように配布形態や使用形態にしたがって設定すべきオプションもあります)。

下のリストの中で「動的に変更可能」という表記がある物は、System.setArgument メソッドで変更が可能な物です。それ以外のオプションは動的に変更を行うことは出来ません。

起動オプション

吉里吉里の特定の機能のみを呼び出して使うために以下のオプションがあります。

システム全般のオプション

入力関連のオプション

サウンド関連のオプション

グラフィック関連のオプション

CPU 機能関連のオプション

以下のオプションはすべて設定可能な値は ‘yes’ (使用可能であれば使用する), ‘no’ (使用可能であっても使用しない), ‘force’ (強制的に使用する) のいずれかで、オプションを指定しないと ‘yes’ が指定されたものと見なされます。
CPU の認識トラブルが起こった場合に ‘no’ に設定するとその機能を用いません。
‘force’ は、その CPU 機能を検出しなくても強制的に使用するようになりますが、CPU にその機能がついていない場合はもちろん正常に動作しません。
吉里吉里本体には -cpummx -cpucmov -cpusse -cpuemmx のオプションのみが影響を与えます。OggVorbis デコーダ (wuvorbis.dll) には -cpusse と -cpummx と -cpu3dn のオプションが影響を与えます。そのほかの(サードパーティーの)プラグインの中にも CPU 機能の設定の影響を受けるものがあるかも知れません。

デバッグ関連のオプション

システム互換性関連のオプション



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