吉里吉里の設定ファイルは2種類あります。吉里吉里の実行可能ファイルと同じ場所に配置され、実行可能ファイルの名前の拡張子を
cfに変えた物と、
コマンドラインオプション の -datapath で指定されたデータ保存場所に配置された、実行可能ファイルの名前の拡張子を
cfuに変えた物の二つです。
それぞれは2種類ある「吉里吉里設定」に対応し、前者は普通の「吉里吉里設定 (tools フォルダにある krkrconf.exe)」、後者はエンドユーザ向けの「エンジン設定 (エンジン設定.exe)」に対応します。
「吉里吉里設定」やReleaserで設定を行った場合は .cf ファイルが作成されますが、このファイルは吉里吉里本体とともに配布しなければ、設定したオプションが反映されないので注意してください。
これらのファイルは、もし存在しなければ、吉里吉里設定やエンジン設定を起動し、OK ボタンを押下した際に作成されます。
そのほか、普通の「吉里吉里設定」の場合は、吉里吉里本体に一部のオプションを直接埋め込みます。
Note
設定ファイルの中は、一行ずつ、「名前="値"」の記述が並んでいます。"値"の部分は \xNN が連続している形になっており、それぞれが UNICODE におけるコードポイントの値となっています。たとえば opt="\x61\x62\x63\x3042\x3044\x3046" と記述してある場合は、これは「abcあいう」を表します。他のアプリケーションなどからこれらのファイルに書き込む際は注意してください。
なお、opt="abcあいう" のように \xNN 形式を使わずに記述した場合、吉里吉里本体はこれを正しく認識することができますが、吉里吉里設定やエンジン設定はこの形式を認識することができずに、想定した動作をしない可能性があります。値の両側のダブルクオーテーションも必須です。