レンダリング済みフォントデータ作成ツールは、
レンダリング済みフォント のデータを作成するためのツールです。
Font.mapPrerenderedFont で実際のフォントに割り当てることができるものです。
レンダリング済みとは、つまりあらかじめフォントをレンダリング ( この場合は TrueType アウトラインフォントを展開し、ビットマップフォントに変換すること ) しておいたもの、という意味です。これを使わない場合は、吉里吉里は必要に応じて実行時にレンダリングを行います。
レンダリング済みフォントは、制作者側の環境で作成するため、このフォントを使えばプレーヤ側の環境に左右されることなく同じフォントを使うことができます。
レンダリング済みフォントのデータはビットマップフォントデータです。つまり TrueType のようにスケーラブル ( 大きさを自由に変えられる ) フォントではないため、一つのフォントファイルでは一つの固定の大きさのフォントのみを扱うことになります。
Note
レンダリング済みフォントのデータを作成しようとする元のフォントの著作者が、このような用途 ( そのフォントから作成した多数の文字のビットマップデータをゲームなどとともに配布し、そのビットマップデータを組み合わせて文字表示に用いること ) でそのフォントが使用されることを許可しているかどうかが定かでない場合は、そのフォントの著作者に確認をとることをお勧めします。
ちなみにこのレンダリング済みフォントのファイルは吉里吉里独自の形式のもので、他の用途に流用される可能性はほとんどありません。
吉里吉里の作者は、このソフトウェアを使用して発生したいかなる問題にも関知しません。
このツールは OS の UNICODE サポートに強く依存しているため、Windows95 では動作しません。Windows 98/98SE/ME や Windows NT 4.0 では動作しますが一部の機能が制限されます。Windows 2000/XP ならばすべての機能を使用することができます。
もちろん、OS の種類による制限を受けるのはこのフォントを作成する環境でのことで、このツールで作成したレンダリング済みフォントデータを利用する側の OS の種類は関係ありません。