スタイルなど

 TJS2 は、スタイルとしては C 言語の流れを汲む言語です。一文が改行で終わる BASIC 等と違い、書き方は基本的に「フリースタイル」です。

 ただし、JavaScript のように一文を改行で終わらせることはできません。

フリースタイル

 改行やスペース、タブ等、一般に「ホワイトスペース」と呼ばれる文字は、意味が分からならなければどこにでも入れる事ができます。また、意味が分からなくならないように適宜挿入しなければなりません。

例:
(1)
    function func(a,b) { a++; return a+b; }

(2)
    function func(a,b) {
        a++;
        return a+b;
    }

(3)
    function func(a,b)
    {
        a++;
        return a+b;
    }

(4)
    function
    func
    (
    a
    ,
    b
    )
    {
    a
    ++
    ;
    return
    a
    +
    b
    ;
    }

(5)
    functionfunc(a,b){a++;returna+b;}

(6)
    f unction fu nc(a,b)
    {
        a+ +;

    ret urn a+b;
    }


 これらの、(1) ~ (4) はすべて同じ意味です。ただし、読みやすさの点から (2) または (3) を推奨します。
 (5) は、スペースを入れずに書いたものですが、このようにすると文字がつながってしまい、正常に解釈されません。
 (6) は、スペースを入れるべき所でないところにスペースが入ってしまいますのでエラーになります。

コメント

 /**/ で囲まれた部分は、コメントとして扱われ、解釈されません。コメントはネスト ( 入れ子に ) できます。
 同様に、 一行のうち、// 以降の部分もコメントとして扱われます。


例:
    function example(a,b,c)
    {
        return a*b/c; // a*b/c を返す
    }

    /*
        このようにコメントを書くこともできます
        /* コメントのネストは可能になっています */
    */