TJS2 の文字列は参照カウンタ方式で管理されていて、単純なコピーなどでは文字列の参照カウンタが増えるだけで文字列の実体は複製されません。
tTJSVariantString 型は、tTJSVariant 型と
tTJSString 型で使われる、文字列を管理するための型です。tTJSVariantString 型を tTJSVariant 型から取り出すには tTJSVariant::
AsString を用いることができます (このメソッドは参照カウンタをインクリメントします)。ただし、tTJSVariantString 型自体は参照カウンタを自動的に管理する機構を持っていないため、tTJSVariantString を使うときは注意が必要です。
tTJSString 型ならば参照カウンタを管理できるので、tTJSString 型に変換するのが楽でしょう ( tTJSVariant は tTJSString との変換演算子が定義されています )。