Android版は開発用とパッケージ化用で分離しています。
開発用はAndroid5.0以降用で、起動時にフォルダを選択してそこにあるstartup.tjsから起動できます。
それに対してパッケージ化用のものはAsset内のstartup.tjsかdata.xp3から起動します。
Asset以外にもGoogle Play の拡張ファイル(Expansion Files)や指定サーバのhttp経由でのデータ(xp3)ダウンロードによって起動可能です(予定)。
全てダウンロードするのではなく、フォントデータ等変更がほぼないデータ等をAssetに置きつつ、その他のデータはダウンロードするなどの対応も可能です(予定)。
開発用かパッケージ化用の切り替えはAndroid StudioのProduct Flavor機能によって行います。
開発用は公式からリリースされるもので問題ないですが、プラグインを足したものが必要な場合は自前でapk化します。
パッケージ化用はゲームをリリースする時に使用します。
開発用はdevelop、パッケージ化用はproductと言う名前になっています。
アプリケーション(ゲーム)名の変更
以下の2つのXMLファイルのapp_name要素を変更します。
既定ではGameName/ゲーム名と言うものが入っているので、そこをリリースするゲームの名前に変更します。
krkrz/android/app/src/product/res/values/strings.xml (英語)
krkrz/android/app/src/product/res/values-ja/strings.xml (日本語)
アイコンの変更
krkrz/android/app/src/product/res/以下のmipmap-xxxディレクトリにic_launcher.pngと言う名前で置きます。
アイコンサイズはそれぞれ以下のサイズで置きます。
- mipmap-mdpi : 48x48
- mipmap-hdpi : 72x72
- mipmap-xhdpi : 96x96
- mipmap-xxhdpi : 144x144
- mipmap-xxxhdpi : 192x192
バージョン番号
人が読むバージョン名と自動処理されるバージョンコードの2つが必要です。
バージョンコードはリリースするごとに1ずつ加算し、Android端末が更新を検出し自動更新(もしくは更新通知)するために使われます。
最初は1にしてリリースします。
バージョン名はテキストです。
1.0.0等にしてリリースします。
どのように上げていくかは任意です。
バージョン名は versionName の項、バージョンコードは versionCode の項に該当します。
krkrz/android/app/build.gradle の android { productFlavors { product { versionCode/versionName } } } を更新します。
既定ではそれぞれ1と’1.0.0’になっています。
初回リリースはそのままでも問題ないです。
パッケージ名
apk のパッケージ名で、Google Play 内で重複しないものをつける必要があります。
その他のストアでも同様です。
Java のパッケージ名のメイメイ規則に従い一般的にアプリ名+ドメイン名を.ごとに逆さにした形でつけます。
自分の持つドメイン名をつけることで重複を避けます。
krkrz/android/app/build.gradle の android { productFlavors { product { applicationId } } } を更新します。
既定では ‘com.domain.productname’ となっているので、ドメイン名 + アプリ名とします。
data.xp3 の配置
krkrz/android/app/src/product/assets フォルダ内に置きます。
ここに置くと apk にまとめられます。
プラグインの追加
Android版でのプラグインの利用を参照してください。
xp3 ファイル内には置かず、apk 内に入るよう置き場所が決まっています。