ラベルは、特別な書式の「式」を設定することにより、そのラベルを通過する際に、フラグに対して特別な処理をさせることができます。
ラベルに「式」を記述する場合は、ラベル名の先頭を ':' (コロン) で始めなければなりません。
式は、操作対象のフラグと、その対象にどのような処理を行うかを表す「
演算子(オペレータ)」、演算子のパラメータとなる「
オペランド」が順に並びます (一部の演算子にはオペランドがありません)。
操作対象のフラグは、'[' ']' (大括弧) でフラグ番号(0~15)を囲って指定します。オペランドは、数値の場合は数値をそのまま記述し、他のフラグを指定したい場合は、'[' ']' (大括弧) でフラグ番号(0~15)を囲って指定します。
演算子には以下の種類があります。
- =
- フラグの値にオペランドの値を代入します
- +=
- フラグの値にオペランドの値を加算します
- -=
- フラグの値からオペランドの値を減算します
- ++
- フラグの値を1つ増やします
- --
- フラグの値を1つ減らします
いずれの場合も、フラグの値の範囲は必ず 0 ~ 9999 となります。 0 を下回る場合は 0に、 9999 を上回る場合は 9999 に修正されます。
例:
:[0]=1
0番のフラグの値に 1 を代入
:[1]=[0]
1番のフラグの値に0番のフラグの値を代入
:[1]+=3
1番のフラグの値に 3 を加算
:[0]++
1番のフラグの値を1つ増やす
Note
複数のラベルが同じ位置にあった場合は、実行の順序は不定となります。