吉里吉里は、レイヤによるグラフィックの表示機構を持っています。
各レイヤはアルファブレンドによる透過重ね合わせや階層構造管理機能を持っています。また、レイヤを GUI 部品 (ウィジット) として動作させることができるように、ユーザからの入力を受け取るための機構 ( フォーカス ) を持っています。
重ね合わされたレイヤは、描画デバイスと呼ばれる機構にて、ウィンドウに描画されます。デフォルトでは PassThroughと呼ばれる、単純にレイヤの出力をウィンドウに描画するだけのデバイスが使用されます。描画デバイスは
Window.drawDeviceプロパティを操作することで自由に差し替えられるようになっており、用途に応じた演出効果などをユーザが独自に(プラグインの形式で)定義することとができますが、吉里吉里2が内蔵しているのは前述のPassThroughデバイスのみです。